内分泌・代謝の病気に関する基礎知識

 甲状腺ホルモンの過剰もしくは低下によって生じる病気です。過剰で最も多いのは、バセドウ病です。甲状腺のはれ・眼球突出・頻脈など、新陳代謝が活発になりすぎてエネルギーを消費します。甲状腺ホルモン低下の場合には、逆に代謝が低下し、寒がり・皮膚の乾燥・筋力低下などの症状がみられます。
 糖をエネルギーに変えるインシュリンが十分に分泌・作用せず、血液中の血糖濃度が高くなる病気です。血糖値が高くなると、口やのどがかわく・尿が多くなる・体重が減る・全身がだるくなるなどの症状が出て、何年も続くと血管障害、神経障害、感染症などの合併症を引き起こす可能性があります。


 高コレステロール血症、高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセリド血症などの種類があります。LDLは悪玉コレステロールとも呼ばれ、増えすぎると血管壁に入り込んで酸化し、こぶとなって動脈硬化を引き起こします。原因は、遺伝、過食・運動不足・糖尿病などです。
 尿酸が多すぎて起きる病気です。尿酸の作り過ぎや腎臓からの排出低下が続いて尿酸過多になると、尿酸塩結晶が関節内にたまり、痛風となって激しい痛みが生じます。痛みは足の親指の付け根に生じることが多く、慢性化すると、皮下結節・腎障害・尿路結石などを合併することもあります。