脳・神経の病気に関する基礎知識

 脳が正常に発達した後に機能が低下する病気で、記憶障害などを伴います。アルツハイマー型認知症では、記憶力や意欲が低下し、進行すると人格崩壊に至る可能性もあります。動脈硬化による脳血管障害が原因の血管性認知症では、感情のコントロールに障害をきたす可能性もあります。
 頭痛は、頭部の筋肉・血管・脳膜などが刺激を受けることで感じる痛みです。血管障害や頭蓋内疾患など病気が原因で起こるものと、病気とは関係なく、血管の異常反応によって起こる片頭痛、精神的なストレスによって筋肉が収縮して起こる緊張性頭痛、その他群発頭痛と呼ばれるものもあります。


 脳出血は、高血圧などで脳の血管が弱くなって出血する病気です。頭痛・片側麻痺・意識障害などの症状が起こります。くも膜下出血は、脳動脈瘤の破裂などにより、脳を覆っているくも膜と軟膜の間に出血する病気で、激しい頭痛が起こります。どちらも、昏睡状態が続くと非常に危険です。
 脳動脈が詰まることにより、血液が流れなくなった脳の組織が壊死する病気です。高血圧や動脈硬化によって脳血管に血栓が詰まる脳血栓と、心疾患によって心臓でできた血栓などが脳の動脈に運ばれて詰まる脳塞栓があります。どちらも片側麻痺が起こり、重症になると昏睡状態になります。


 大脳の細胞が異常をきたしてドーパミンが不足する病気です。手足の震え・無表情・前傾姿勢・筋肉の硬直などが起こる他、便秘・顔のあぶら症・発汗などもみられます。原因は不明です。薬剤の副作用・脳の血管障害などが原因でパーキンソン病と同じ症状を示すものをパーキンソン症候群といいます。