目の病気に関する基礎知識

 目の水晶体が白くにごり、視力障害をきたす病気です。視力低下や目に霧がかかったような状態になります。老人性・先天性・糖尿病・アトピー性などが原因となりますが、高齢者の白内障は進行が遅く、若年者の白内障やアトピー性皮膚炎に伴う白内障は急速に進行することがあります。
 眼圧が異常に高くなって視力障害をきたす病気です。急性緑内障は、激しい眼痛・吐き気・視力低下などがみられ、放置すると失明につながります。慢性緑内障は、眼痛・眼性疲労・視神経乳頭のへこみなどがみられ、視野が徐々に狭くなります。眼圧が高くなくても緑内障になることがあります。


耳の病気に関する基礎知識

 上気道感染を起こした細菌が、耳管を通って中耳に至り、炎症を起こす病気です。原因となる細菌は、肺炎球菌・インフルエンザ桿菌・ブドウ球菌などで、発熱・耳痛・難聴・耳鳴などがみられます。耳管の発達が未熟な乳幼児に多く発症し、重症になると髄膜炎などを引き起こすこともあります。
 お辞儀や寝返りなどで頭を特定の位置に動かすと、激しい回転性のめまいが起こる病気です。耳鳴や難聴などの症状は伴わず、数十秒程度で治まります。垂直方向の動きを感知する卵形嚢や水平方向の動きを感知する球形嚢にある浮遊物や耳石が、半規管に落ちることで発症するとされています。


鼻の病気に関する基礎知識

 アレルギー物質を吸い込むことで、発作的にくしゃみ・鼻水・鼻づまりを繰り返すアレルギー症状です。原因として、ハウスダスト・ダニ・真菌、スギやブタクサなどの花粉などがあります。気管支ぜんそく・アレルギー性結膜炎・アトピー性皮膚炎を伴う場合が多くみられます。
 かぜなどによる気管の炎症が副鼻腔に至る病気で、鼻づまり・鼻水・発熱・倦怠感などの症状を引き起こします。頭が重い感じや嗅覚障害、歯痛が生じることもあります。原因は、黄色ブドウ球菌・肺炎球菌・インフルエンザ球菌などで、慢性化すると洞内に膿がたまり、いわゆる蓄膿症となります。


歯の病気に関する基礎知識

 う蝕とは、いわゆる虫歯のことです。口腔内の細菌が食物中の糖分からつくった酸によって、歯質が脱灰されて起こる症状です。歯冠の表面を覆っているエナメル質が溶け、歯の中央にある歯髄が刺激に反応するために痛みが生じます。砂糖の摂取量が多いほど、また、だ液の量が少ないほど、う蝕症を引き起こす可能性が高くなります。
 歯周組織に炎症が生じる病気で、かつては歯槽膿漏といわれました。特に歯周炎では、急性炎症と組織破壊によって歯と歯肉の間に亀裂ができ、歯のまわりの結合組織や歯槽骨も破壊されて、最終的には歯が抜け落ちます。細菌感染の他、歯ぎしりや、歯と歯の間の接触関係が弱いことに起因する食片圧入などが原因となります。