精神の病気に関する基礎知識

 うつ病は、憂うつな気分、疲れやすさ、意欲や活動性の低下のほか、不眠、食欲低下など身体的な不調を伴う精神障害です。重症になると絶望感が強くなり自殺に至ることもあります。反対に、気分が高揚して活動性が高まり、多弁・多動になるのが躁状態で、躁とうつを繰り返すのが双極性障害(躁うつ病)です。躁状態では対人関係が困難になることもあります。
 大量(ビール中ビン3本、日本酒3合弱を超える量)のアルコールを長期間摂取し、そのために生活に支障が出てもアルコールへの強い欲求が続き、飲酒を止められない状態です。飲酒を中断すると、発汗、手指のふるえ、不眠、幻視、けいれん、意識障害などが生じます。アルコール依存症は、膵炎、肝硬変などの身体疾患のほか、精神病や認知症に至ることもあります。